未来のバイオテクノロジーの基盤を作り上げています

幹細胞生物学とその応用は医学研究や診療医学だけでなく、工学、コンピュータサイエンス、その他の商業分野にも益々重要な研究領域となりました。胚性幹細胞(ES細胞)や人工多能性幹細胞(iPS細胞)を始めとするヒト多能性幹細胞(PSCs)は、これらの分野で主要な役割を果たしています。これらのヒトPSCsは無限に増殖することで数を増し、培養下で基本的に体を構成する全ての細胞に分化することが可能です。神経や筋肉といった特殊な機能を担う特定の細胞が疾患患者由来、または健常者由来のヒトPS細胞から産生されることで、様々なアプリケーション、例えば移植治療、薬効評価、毒性評価、精密医療(個別化医療)、組織チップ、疾患モデル、そして生物工学への利用が始まっています(詳細は技術応用のページをご参照ください)。しかしながら、未だに主要技術が欠けています。それは、ヒトPS細胞を様々な目的となる細胞種へ速く均一に再現性良く、大規に分化させる技術です。エリクサジェン サイエンティフィック社の企業理念はこの鍵となる技術を発明し、改良し、さらには幅広い分野のアカデミアや産業界の研究開発部門へ普及させることです。

vision, 3-D Bioprinting, Tissue Chip, Research Models, Drug Screening, Toxicity Screening, Precision Medicine, Transplantation

応用例

薬効評価への応用

製薬企業や研究者はQuick-Tissueシリーズキットを薬効の評価にご利用できます。我々のキットは簡便で、安定して再現性の高い作業に最適化済みですので、ロボット等を組み込んだハイスループットスクリーニング(HTS)に最適です。疾患患者由来iPS細胞株と弊社のキットを併用することで、今までにない効率とスループットで、より良い薬剤や治療方法を探し出すことが可能でしょう。

精密医療への応用

幅広く議論されている「精密医療」の未来のゴールの内の一つは、個々の患者に最適化された薬剤を選ぶことです(個別化医療、又はテーラーメイド医療)。弊社のキットは、患者由来のiPS細胞を目的の細胞へと素早く高い効率で再現性良く分化させることから、精密医療の夢を実現させるお手伝いを致します。

組織チップへの応用

また別の期待が高まる技術基盤は「組織チップ、または臓器チップ」です。この技術は生きたヒトの組織をチップ上に作り出し、それを人体チップへと組み込むことで、最終的にはヒトでの臨床試験前に、薬剤候補の安全性や有効性を評価するために使用することが可能です。弊社のキットは、ヒトES/iPS細胞を目的の細胞へと素早く高い効率で再現性良く分化させることから、組織チップのゴールへ到達するお手伝いを致します。

3Dバイオプリンティングへの応用

3Dバイオプリンティングは生物工学の発展しつつある研究分野で、Quick-Tissueシリーズキットにより、そのようなプリンティングに現在最もよく利用される方法のうちの一つであるプリントされた足場材上でヒトPS細胞を分化させることが可能です。弊社のキットがご提供する分化速度と効率は、研究者が研究を加速させ、以前は不可能であったバイオプリンティングの方法を可能にするお手伝いを致します。

移植治療への応用

再生医療において鍵となるパラダイムの内の一つに、ヒトES/iPS細胞を目的の細胞へ分化させ、それらの細胞/組織/臓器を必要とする患者に移植することが挙げられます。例えば、骨格筋細胞の筋ジストロフィーへの利用、ドーパミン作動性神経細胞のパーキンソン病への利用、膵臓ベータ細胞の糖尿病への利用、心筋細胞の心不全、心筋梗塞への利用等です。Quick-Tissue シリーズに用いられている技術は、ヒトES細胞/iPS細胞からこれら目的となる細胞種の製造に応用することも可能です。

研究モデル

伝統的に研究者は、ネズミの細胞等ヒト由来以外の細胞を基礎研究や応用生物医学研究に使用してきました。その理由の一つとして、研究に適したヒト細胞の培養系を利用できなかったことが挙げられます。ヒトES細胞やiPS細胞が利用可能になったことがこの状況を変えました。というのも、これらの多能性幹細胞が本質的に人の体を構成する全ての細胞に分化するからです。Quick-Tissueシリーズを用いることで、生物医学研究やヒトの発生、細胞分化の研究において、分化したヒトの細胞をかってないほど簡単に扱えるようになります。